マインドセット

競馬・馬券で役立つ心理学「カクテルパーティ効果」

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競馬予想・馬券購入の際、勝手に自分の本命馬に自信を持ち大金を突っ込んでボロ負けした経験はありませんか?

自分の本命馬について調べて、有名な予想家と同じだったことで自信がつき、勝手に自信度を上げて大勝負してボロ負けした経験はありませんか?

個人で予想をして自分で馬券を購入するアナログ予想では、自分の自信や感情、懐事情によって自信度や購入金額を変えて負けるケースが多いのです。

今回の記事は、そのような心理現象とその対策方法について紹介します。

カクテルパーティ効果

まず、「カクテルパーティ効果」という心理現象について紹介します。

カクテルパーティ効果とは

1953年にイギリスの認知心理学者コリン・チェリーによって提唱された「音声の選択的聴取」のことである。カクテルパーティ現象ともいう。

(wikipediaより抜粋)

これを聞いて、みなさんも経験があるのではないでしょうか?

例えば、ワイワイガヤガヤしたパーティ会場のようなものを想像してください。自分と友人の2人で会話をしていたとしましょう。基本的には、2人の会話以外は雑音として内容はほとんど聞こえないはずです。

しかし、ぜんぜん違うところから自分の名前を呼ばれたとします。そうすると、雑音だった周りの音の中から自分の名前が呼ばれたことに気づいた。

これは音声に関する心理現象なのですが、これが文字情報でも同じようなことが発生すると思います。

次の例を想像してください。

競馬予想で自分の本命馬が決まった。絶対的な自信はないが来たら嬉しいと思っている。

本命馬を決めたので競馬予想サイトやTwitterを眺めていると、有名な予想家や多くの人の本命が自分の本命馬と被っていることに気づいた。

このような例は、多くの方が経験したことがあるのではないでしょうか?

特定の物事を意識していると、意識したものに関連した情報が目に入ってくるようになるのです。

この効果はカクテルパーティ効果の視覚版「カラーバス効果」と呼ばれます。

カラーバス効果

特定のものを意識していると、意識したものに関連した情報に着目するようになる効果のこと

例えば、「ラッキーカラーは赤」という情報で赤色を意識していると、見えてくる色の中で赤色が特に目立つようになる。特に珍しいわけでもないのに

名前的にインパクトが大きいので、今回はカクテルパーティ効果もカラーバス効果もまとめてカクテルパーティ効果と呼んで話を進めます。

自分の本命馬ばかりの情報が目に入り、最初は絶対的な自信はなかったが、段々と絶対来るような気がしてきた

しかも馬券を購入するときには穴馬の扱いになっており高配当が期待できる。

最終的に馬券購入金額のレートを上げて大勝負して、結果はその馬は負けた。

本来購入するはずではなかった額の馬券を購入してしまい、ボロ負けしてしまった。

このように、「カクテルパーティ効果」「カラーバス効果」は、自分が意識した・自分が興味を持ったことだけが特に目に入ってきて反応してしまう現象のことです。

この効果は、先程の例にもあったように競馬において悪い効果をもたらしてしまう可能性があります。

脳は、自分に大切な情報を集めて記憶するという特徴があります。

自分に必要のない情報は、目に入らないか入っても記憶することなく直ぐに抹消されてしまうのです。

だから、自分が本命馬を決めた瞬間から自分の本命馬に関する情報ばかりが目につくようになってしまいます。

自分の本命馬に関する情報がたくさん入ってくると、最初は自信がなかった自分の予想が、段々と「絶対に来る!!」と思えるようになってしまうのです。(これを確証バイアスとも言うのですが、こちらはまた別の記事で)

ちょっとまってください!!

一度深呼吸をして、興奮から目を覚ましましょう!!

本当に金額を吊り上げていいのか?本当に絶対来るのか?ゆっくり考え直しましょう。

そこで、次に対策を紹介します。

カクテルパーティ効果によって自分を見失わないための対策

次に競馬予想・馬券購入において、カクテルパーティ効果で自分を見失わないための対策を紹介します。

対策
  • 自問自答を行う
  • メリット・デメリットを列挙する
  • 自分でルール、基準を設定する

順に説明します。

自問自答を行う

まず、必ず自問自答をしましょう。

自問自答を行うことは、自分の考えを冷静にまとめ直すという意味でも非常に大切です。

例を上げてみます。

【前提】私は血統というファクター予想をして、「チャンワマケナイ」という馬を◎本命にした。

自信はないけどこの馬が来ると高配当が狙えて嬉しい(願望込み)

予想を終えて、ウェブサイトやTwitterをみると、信頼している予想家やTwitterでたくさん同じ本命馬の人が出てくる!!

【自問自答】

  • 血統というファクターで予想したけれど、調教という観点で予想してみても、「チャンワマケナイ」は上位に来るだろうか?
  • 同じレースに出走する他馬の情報や、他馬の強さも確認したか?それでも自信をもって「チャンワマケナイ」は上位に来るか?
  • 自分の中で何%くらいの確率で上位に来ると思っているのか?オッズと合わせて考えてちゃんとリターンが期待できるのか?
  • 本当に金額を釣り上げるほど自信があるのか?人の情報に踊らされていないか?

このような感じで、自分の中で自問自答を繰り返して、それでも行ける!!という結論になれば思い切って行くとよいでしょう。

しかし、自問自答を繰り返して「そこまでの自信ではないな」という、本命馬を決めた当初の自信度に落ち着くことができれば、冷静に判断して購入を検討すると良いでしょう。

メリット・デメリットを列挙する

次にメリット・デメリットを列挙するという方法です。

これも例を上げてみます。

【前提】私は血統というファクター予想をして、「チャンワマケナイ」という馬を◎本命にした。

自信はないけどこの馬が来ると高配当が狙えて嬉しい(願望込み)

予想を終えて、ウェブサイトやTwitterをみると、信頼している予想家やTwitterでたくさん同じ本命馬の人が出てくる!!

【メリット・デメリットの列挙】

(メリット)

  • 血統というファクターで予想をすると、今回のコース、馬場に非常にマッチしている
  • 過去のレース傾向的には今回の枠は成績がよく、その枠に入った「チャンワマケナイ」も傾向にマッチする
  • ルメール騎手が騎乗するということで、陣営も狙っているレースだと判断できる

(デメリット)

  • 長期の休み明けで調教の動きをみると少し物足りなさがある
  • 他馬との比較て、内枠だけど包まれてしまって動けなくなる可能性もある
  • 最近の馬場傾向を見ていると、どうも過去10年の傾向とずれている気がする

このように、メリット・デメリットを列挙することで、実際にどの情報を重視するか決めることができます。メリットにプラス点、デメリットにマイナス点をつけて、点数で評価してみるという方法もおすすめです。

自分でルール、基準を設定する

次に、自分でルール・基準を設定してフィルタリングするという方法を紹介します。

例えば、馬券購入に関してこんなルールを決めていたとしましょう。

  • 怪我復帰後の休み明けの馬は購入しない
  • ルメール騎手騎乗の場合は、人気するので購入しない

今回、このように自分でルールを決めていれば、「チャンワマケナイ」の馬券を金額上げて購入しようと思っても、「ルール」により見送ることができます。

人間は見送った場合に負けなかった金額より、大金を入れて負けて金額の方が痛いと感じるのです。

自分でルールを決めルールに沿って購入することで、一時の感情に揺さぶられなくなるし、他の人と被っているという興奮から目を冷まし冷静に判断できるようになります。

競馬で勝ちたい場合は、予想・馬券購入は私情抜きで客観的に論理的に予想するべきです。ワクワクしたり興奮したりするのは、馬券を購入した後たくさんできます

まとめ

競馬ファンは、多くの方がアナログで予想しますが、個人でアナログ予想をする場合には当然個人的な好みや願望が入ってくることになります。

当然期待値の取れない馬券を購入することもあるでしょうし、興奮して購入金額を釣り上げることもあるでしょう。

最近台頭している競馬AIが強いのは、AI自身が機械的に学習して見つけた法則に従って、感情抜きで淡々と自動購入することができる点です。

とはいえ、人間にも十分勝てるチャンスがあります。機械には見つけられない肌感覚や雰囲気などもあるでしょう。

せっかくAIにはできない良い予想ができたとしても、私情や興奮、今回の「カクテルパーティ効果」の影響でマイナスになってしまうこともたくさんあるのです。

ですから、人間にはこのような現象があるということを頭に入れて冷静に判断できるようになると、何事もうまくいくのではないかと思います。

せっかくですので、こんな本を紹介しておきます。

本は、自分の経験していないことを経験した人が、その経験を言葉で綴っているものです。

読めば、その経験で感じたことというものを手に入れることができます。

そんなに高額なものではないので、ぜひ読んでみてはいかがでしょうか?

以上、ちゃんわでした。

今後も競馬・馬券に関するメンタル、マインドセットについても発信していきます。

ぜひ、お楽しみに。

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