初心者向け 競馬データ

勝ち馬の単勝オッズ分布

初心者向け

今回は題目の通り「勝ち馬の単勝オッズ分布」を調査した。

この記事の作成にあたり、私が疑問に思ったテーマはこちら。

勝ち馬が穴馬の割合感覚的にどのくらいだろうか。実際に穴馬を単勝で狙うのは効率的だろうか

 

ということで実際に調べてみることにした。

全体のオッズ分布について

勝ち馬について調査をする前に、出走馬全体のオッズ分布を調べてみることにした。

単勝100倍以下に絞り調査を行った。

データは2018年~2022年7月の結果(153624件)を使用した。

全体のオッズ分布

100倍以下に絞ったオッズ分布はこの通り。グラフのビンは5倍区切りで表示している。

出走馬全体のオッズ分布

基本的にはオッズが高くなる(人気がない)と数も少なくなってくる。(これは感覚的に理解していただけるだろう)

ただ、10倍以下がかなりの割合を占めているように見える。とは言え、総数を見ると穴馬と呼ばれる馬も多く存在していることが見て取れるだろう。

全体オッズの累計分布

次に累計分布のグラフを見てみる。赤い点線は50%のラインと80%のラインである。

出走馬全体のオッズ累積分布

単勝20倍以下で全体の約6割、単勝45倍以下で全体の約8割を占めている。勝ち馬がこの単勝45倍以下から出ると考えるのが普通だろう。

今の2つのグラフを重ねてみる。

出走馬全体のオッズ分布

赤のグラフが単勝オッズごとの分布、紫のグラフが累計グラフである。

競馬の出走馬のほとんど(80%)が単勝45倍以下である

勝ち馬のオッズ分布について

次に勝ち馬に限定してオッズの分布を見てみる。

なんとなく想像はつくだろうが、可視化して目で見るほうがイメージがしやすいだろう。

勝ち馬の単勝オッズの基本統計量

まずは勝ち馬の単勝オッズの基本統計量について確認する。

基本統計量とは、「平均値」「中央値」「最大値」「最小値」などのことである

平均値10.9
中央値4.8
最小値1.1
最大値398.3
単勝オッズの基本統計量

平均値は10.9倍でも中央値が4.8倍なのは驚きだ。

実際にどのような分布なのだろうか。

勝ち馬のオッズ分布

勝ち馬の単勝オッズ分布

さきほどの出走馬全体の単勝オッズ分布と比べると、極端に10倍以下の馬の割合が大きいことがわかる。

勝ち馬のオッズ累計分布

勝ち馬のオッズを累計するとこのようになる。

勝ち馬の単勝オッズ累積分布

勝ち馬の約8割が単勝10倍以下、約9割が20倍以下であるということがわかる。

単勝的中という観点で見ると、大穴を無理に狙うより20倍以下に絞って狙うのが効率的であるように感じる。

一応先程と同じく、2つのグラフを重ねてみよう。

勝ち馬のオッズ分布

ご覧の通りである。特にいうことはないだろう。

単勝で20倍以上の馬を狙うのはかなり難易度が高いように思う。特に初心者は単勝は20倍以下の馬から狙うのはいかがだろうか。

  • 勝ち馬の50%は単勝5倍以下、80%が単勝10倍以下
  • 初心者は単勝20倍以下の馬から狙うのをおすすめする

3着以内の馬のオッズ分布について

最後に、3着以内の馬についてもみてみる。

予想としては、20~40倍の馬の割合が単勝の分布よりも多いと言う感じだが。。。

3着以内の馬のオッズ分布

複勝圏内馬の単勝オッズ分布

3着以内の馬を集計しているため当然1着の勝ち馬も含まれているが、ぱっと見は予想通り20~40倍の馬も多くなっている。

3着以内の馬のオッズ累計分布

累計分布も一応確認しておく。

複勝圏内馬のオッズ累積分布

基本的に20倍以下で約80%になる。複勝圏内に来る馬の80%が単勝20倍以下、90%が30倍以下。想像よりも多いのではないだろうか?

一応重ねておく

複勝圏内馬のオッズ分布
  • 複勝圏内に来る馬は90%が30倍以下
  • 初心者は、組み合わせ馬券(馬連や3連複)を30倍以下の馬を中心に組みたてることをおすすめする

2,3着の馬に限定した場合のオッズ分布

では1着馬を除くとどうかというのが気になってしまうのが、データ分析愛好家。

ということで、こちらも見ていただきたい。

2,3着馬限定単勝オッズ分布

分布自体はそんなには変わらないだろう。ただ、15~30倍付近の馬の割合が若干大きいように見える。

オッズが低いほど着順が上位になりやすいというのは、過去の研究でも触れられているとおりであると分かる。

2,3着馬に限定したオッズ累積分布

結論はすでに出ているが、念のため。

まとめ

  • 出走馬の80%が単勝45倍以下
  • 勝ち馬の約80%が単勝10倍以下、90%で20倍以下
  • 勝ち馬は単勝20倍から狙うのが効率的
  • 複勝圏内の馬90%が30倍以下、組み合わせ馬券の紐も30倍以下から狙うべし

ここまでご覧になっていかがだっただろうか。

競馬というレースにおいて、オッズ、いわゆる支持率は着順に大きな影響を与えることがわかる。

そして、荒れるレースでも単勝30倍以下の馬が3着以内からすべて消えることは稀であり、そのレースを狙うより単勝30倍以内の馬で馬券を構築するほうが効率が良いのではないかと感じる。

パリミューチュアル方式という日本の馬券システムでは、的中馬券の中で多くの人が買わない馬券を買うことが勝つ方法である。

この「的中馬券の中で」という言葉が非常に大切である。

いくら穴馬を買っても的中しないことには勝てない。回収率と的中率はトレードオフと言われることもあるが、資金が無限ではない以上的中率に寄せて資金管理しつつ上ブレを狙うのが効率が良いと考えている。

確かに、単勝20倍以下の馬の単勝を買うと同じ馬券を購入する人も多いことは想像できるだろう。

さらに、昨今のデジタル競馬ブームでは単勝や複勝のような1頭のみの券種は、オッズの歪みが発生しにくくなっている。そのため、単複馬券で妙味を狙うの難しい。

しかし、今回の記事のオッズ分布からわかるように、高額配当ではないものの単勝30~40倍以下の馬から組み合わせ馬券(馬連や3連複等の2頭以上の馬券)を購入することで、オッズの妙味を求めていくことは可能である。

組み合わせ馬券には、まだオッズの歪みがあるからだ。

オッズの歪みがある理由は以下だと考える

  • 馬券購入者の多くがボックスやフォーメーションを使い、馬券のオッズにかかわらず均等の金額で購入する
  • 予想展開や好みで組み合わせや金額を調整するため、実際の結果と馬券の支持率に乖離が生じる

他にも様々な理由はあるが、大きな理由に上記が挙げられる。

高配当を夢見る人間が多いこともあり、穴馬のほうが実際の好走率よりも過剰に購入されているということも十分有り得る話だ。

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実際にこのような馬券術を公開している本もある。勉強のために読んでみてはいかがだろうか。

最後に

ここまで読んでいただきありがとうございました。

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その他にも様々な記事を書いていますので、ぜひご覧ください

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